ふとした事がきっかけで「88の会」は誕生しました。
これといった活動などなく、ごく稀に意見を交換し合うだけの仲なのですが
私に刺激を与えて下さる大事な友人の方との会員二人だけのささやかな会です。
その友人が柳広司氏の「ジョーカー・ゲーム」を読めと勧めてくれました。
もう随分、前の話です。
勧められてすぐに読まなかったのは「楽しみを取っておいた」という表現が
近いのかもしれません。
昨年まで私はほとんど読書をしていませんでした。
本が嫌いな訳ではないのですが、ただ単に読む気が起きなかったのです。
老眼になったのも一因かもしれません。
でも今は週に1冊は読みます。読む本はほとんどが推理小説です。
本質的に予想したり推理することが好きなのかもしれません。
あまり理解して頂けないかもしれませんが、本を読むきっかけになったのは
発想力が落ちたと感じたからです。読書によってそれを補えるのかと問われると
即答はできませんが、明らかに「閃き」が増したと感じます。
それはいったい何の役に立つのかと問う無粋な方は居ないと思いますが
あえていえば私のブログのメインの記事に関係があると言えば分るでしょうか(笑)

奇しくもブログを起こした日「8月8日」に、仕事で使う刊行物を買いに書店に
立ち寄った際に、その一冊を見つけました。
「ジョーカー・ゲーム」
なんと単行本になっていました。「あぁ、いよいよ読む時が来たのか」
1週間かけて楽しみながら読みました。
陸軍中野学校を下敷きにした作品ですが、実に洗練された文章です。
(陸軍中野学校といっても若い方にはわからないかもしれませんね。
終戦の8月ですから、たまにはこういうサイトを覗いてみては如何でしょう。)
『戦争を語り継ぐ証言集』
http://www.geocities.jp/shougen60/shougen-list/m-T7-1.html

5つの作品からなる連作で物語のなかには多彩な言葉が溢れています。。
「任務を遂行する為に唯一必要なものは、常に変化し続ける多様な状況の中でとっさに判断を下す能力」P31「ジョーカー・ゲーム」
「どんな調査にも完全は無い、そのことを忘れるな」P78「幽霊ゴースト」
「失敗のない任務などありえない。むしろ、任務が失敗した場合の対応こそが重要なのだ」
P123「ロビンソン」
「大きな嘘を隠蔽するためには、小さな真実をちりばめることだ」P216「魔都」
「とらわれることは、目の前にある状況を見誤る第一歩だ」P255「XXダブルクロス」

文中のこうした言葉は、友人が私にくれたアドバイスなのだと受け取りました。
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【2011/08/22 11:37】 | 読書
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