「二択を外す、神がかり」後輩からのメール
おとなしくドラマの記事を書こう。

4月3日にスタートした倉本聰脚本の「やすらぎの郷」を
録画して毎日観ています。たぶん若い人が見ても、それほど共感を覚えない作品かもしれませんが、私くらいの年齢になると結構、面白いと感じる脚本になっています。

ためしに、ある回のシナリオを少し紹介します。
一応、石坂浩二演じる脚本家・菊村が作品の中心に居ます。
かつて一緒に仕事をした美術職人の「ちのやん」とやすらぎの郷で再会。奥さんも一緒に入所しているが、もう長くないと聞かされる。そういう設定での、ちのやんのセリフ。

「長い事、オレずっとさ、絶対先に逝きたいと思ってたんだよね。だけどさ、ある日突然、考えが変わったのね。オレが先に死んだら、あいつ、その後ひとりで、どうやって生きていくんだろうって。先に逝く方と、残される方、どっちが辛いだろうって想像するとさ、残される方が絶対つらいよね。で、オレ辛い方を引き受けてやろうって。あいつが死ぬ時、手を握ってやって、つらいその後を引き受けてやろうって。男の方が強いはずだしさ、そのくらい男が引き受けるべきだって。」

その言葉通りに妻の死を見送ったちのやんは、その翌日にベッドで心臓発作で亡くなっているのを発見される。
ちのやんの言った言葉を回想しながら、菊村が心の中でちのやんに話しかける。
「ちのやん、良かったな。うまくやったな。女房を見送って、しかも、その後アッと逝くなんて、理想的じゃないか。うまくやったな」

全編通して、こういう倉本のセリフが随所に出てくるので
その点は、さすがだなと思わせる。
20分あるかないかのドラマだから、試しに一度ご覧になってみては如何でしょう。
中島みゆきの「慕情」と言う歌、ググッときますよ。



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【2017/07/30 15:56】 | 映画・ドラマ
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